米海兵隊が2020年代初めにピストルの更新を計画。陸軍のSIG P320に追従か?グロック19は評価予定なし
先月、1985年の米軍採用以来、長きに渡って陸軍の制式ピストルに座位していたベレッタ製M9ピストルが、シグ・サワー(SIG SAUER)製SIG P320に切り替わることが決まった。この陸軍の一大ニュースの傍らで、海兵隊の新サイドアームが陸軍に追従する動きにあることが報じられている。
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海兵隊の機関紙であるマリーンタイムズが1月27日付の記事で、海兵隊戦闘開発司令部のビリー・エッパーソン(Billy Epperson)氏に対しておこなったインタビューを掲載している。その中でエッパーソン氏は「我が海兵隊はM9ベレッタに代わるピストルを選択していないが、新しいサイドアームを選択する際には軍の指揮に従う」「2020年代初めにピストルを取り替える予定だ」と語っている。
そして、海兵隊が陸軍とシグ・サワー社との契約に追従した場合でも同社は、海兵隊への供給数を十分に賄う余力があることにも触れられている。このことは、シグ・サワー社が選定を受けた際に、280,000挺のフルサイズ版と、7,000挺のサブコンパクト版の他、【陸軍以外の軍機関】から212,000挺の追加発注を受ける可能性が当初より報じられていることからも裏付けられている。
エッパーソン氏はまた、「海兵隊は現在、M9よりも信頼性が高く、リーサルなピストルを探している」と語り、装備の近代化を図る一環において、ピストルのリプレイスを目指し、陸軍に向けた供給状況との調整を図る可能性も示している。
また、殆どのケースでは十分であるものの、こと特殊作戦の実動部隊においては「隠し持つ」ことの可能なコンパクトモデルが求められているとし、話題のグロック19についても言及している。
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またこれに関連しては、マリーンタイムズの記事の後、ジョン・ファーナムDTI社が、銃器ニュースサイトのアモウランドに寄稿しており「海兵隊のピストル事情を知る人物からの情報」として、特殊部隊での1911ピストル、Glock19の利用に触れた記事を掲載しており、今後の展開に耳目を集めそうだ。
海兵隊の標準ピストルであるM9ピストルは、軽量でセミオートマチック式のダブルアクションピストル。最大50メートルの防御武器(defensive weapon)として機能している。
Photo By: Cpl. Michael Dye
そして、海兵隊が陸軍とシグ・サワー社との契約に追従した場合でも同社は、海兵隊への供給数を十分に賄う余力があることにも触れられている。このことは、シグ・サワー社が選定を受けた際に、280,000挺のフルサイズ版と、7,000挺のサブコンパクト版の他、【陸軍以外の軍機関】から212,000挺の追加発注を受ける可能性が当初より報じられていることからも裏付けられている。
エッパーソン氏はまた、「海兵隊は現在、M9よりも信頼性が高く、リーサルなピストルを探している」と語り、装備の近代化を図る一環において、ピストルのリプレイスを目指し、陸軍に向けた供給状況との調整を図る可能性も示している。
また、殆どのケースでは十分であるものの、こと特殊作戦の実動部隊においては「隠し持つ」ことの可能なコンパクトモデルが求められているとし、話題のグロック19についても言及している。
エッパーソン氏によると、海兵隊特殊作戦司令部(MARSOC)は、精鋭部隊「レイダース(Raiders)」に限ってグロック19を認めているが、【M9ピストルからのリプレイスの為にグロック19を評価する計画は無い】としている。
Photo from US Glock
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またこれに関連しては、マリーンタイムズの記事の後、ジョン・ファーナムDTI社が、銃器ニュースサイトのアモウランドに寄稿しており「海兵隊のピストル事情を知る人物からの情報」として、特殊部隊での1911ピストル、Glock19の利用に触れた記事を掲載しており、今後の展開に耳目を集めそうだ。
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